■プロフィール

のりじ

Author:のりじ
<家族構成>
お父ちゃん :堅実的なおうし座
お母ちゃん(のりじ) :夢見る魚座
ひなた:ビーグル2004年9月20日出生
平次:ビーグル2011年8月27日出生

故・コテツ:ビーグル(享年14歳3ヶ月)
1997年1月19日~2011年4月17日
故・武吉:ビーグル (享年5歳6ヶ月)
1999年4月9日~2004年10月14日
故・弁天:雑種猫 (享年13歳2ヶ月)
2001年4月~2014年6月11日

       ☆  ☆

ランキングに参加しています
あなたのポチが励みになります
にほんブログ村 犬ブログ ビーグルへ


トラコミュ参加中

にほんブログ村 トラコミュ デジイチ de ワンコブログへ
デジイチ de ワンコブログ

■カウントダウン

■全記事(数)表示

全タイトルを表示

■最新記事
■最新コメント
■今 何人?
■カテゴリ
■月別アーカイブ
■武吉の木 育成中♪

■クール ドッグ サイト

2009年 4月 6日

■紹介されました♪ その1

アイリスペットどっとコム アイリスペットどっとコム   第24回 『 話題の飼い主さん登場 』

■紹介されました♪ その2

Wan 2012.9月号

『 女王様としもべ 』 の幸せなカンケイ

■紹介されました♪ その3

FRIDAY 2015.6月26日号

第69回 わんにゃんパラダイス・R

■紹介されました♪ その4

アイリスペットどっとコム アイリスペットどっとコム   ビーグル辞典・インタビュー

■モラタメ

■365カレンダー

■ショッピング

■歯を大切に キャンペーン

『パンチのデンタルケアなう。』

■楽しいブログライフを♪

■リンク

■福パパ画伯ミュージアム


 

■検索フォーム

■QRコード

QRコード

最期の瞬間 ありったけの愛を (結)
今日で この話も最後です。
長いこと お付き合いくださって ありがとうございました。
今日の話を読んでいただければ、『 最期の瞬間 ありったけの愛を 』 というタイトルの
本当の意味が お分かりいただけると思います。
たった数十分の出来事ですが、細かく 正確に書いていこうと思う お母ちゃんこと
のりじです。 こんにちは。


                   ★     ★


コテツのために買った シニア向けの本に、こんな文章がありました。

「 ヒトも犬も猫も 死の間際、ふっと元気になる時があるんだって。
     言い残したことを言ったり、やり残したことをしたりするために … 」




私が 病院に駆けつけたのは 午前の診察も終わった 静かな お昼過ぎでした。

武吉がいるであろう ケージの前に、スタッフのお姉さんが2人 しゃがみ込んでいます。
ケージの前面には、分厚いビニールのカーテンが 掛けられています。

ちらっと見えたのは 武吉ではなく 他の何か … あざらしのような動物でした。

じゃあ 武吉はどこにいるんだろう、
     それにしても あの子、武吉に 毛の色とか似てる …


スタッフさんが立ち上がって 私のために 場所を空けてくれます。

なんだろう、武吉を連れて来るから ここで待ってろって事なのかな

誰も 何も言いません。
誰かが 「 ぶーちゃん お母さん来たよ 」 と言っているのが聞こえました。

ビニールのカーテンは 透明なのですが、分厚いので 曇ってみえます。

つい好奇心で 中をじっと見ました。

武吉でした。

私の自慢だった スレンダーで引き締まった体は そこにはなく、
腹水が溜まって ボテボテになった体が 横たわっていました。

カーテンをめくって 「 武吉? 」 と声を掛けると、武吉は ゆっくりと 頭を持ち上げました。

私の後ろで 「 えっ? 」  「 うそっ! 」 と スタッフさん達の声がします。

言われなければ 気付かなかったと思います。

そうか、武吉は 頭を上げるチカラなんて 残ってないはずなのか …
                そうだよな、意識不明って言ってたんだから …


私を見上げた武吉の顔は 衝撃的なものでした。

はい、ちょっとここで お手を拝借。
両手を頬に当てて 下にずり降ろしてみて下さい。
口元は軽く開いて 眼球を少し上向きに …

武吉は そんな顔をしていました。

おでこから下が 全部垂れ下がって 白目をむいています。

この時、彼の最後の言葉を聞きました。

「 お母ちゃ … お母ちゃ … おれ … 苦しぃ … 」


「 カーテンで閉め切って 酸素室にしてありますので …。 」

先生が奥から出てきました。
武吉の容体の説明をしてくれましたが、ほとんど記憶にありません。

「 もう 武吉君を助ける薬も 治療法もありません 」

身体が大きくて がっしり頼もしくて いつも楽しげに ニコニコ笑っている 優しい先生が
ポタポタ 涙を落しながら 言葉を続けます。

「 僕はこの仕事をして … 研修医から開業して今まで たくさんの 怪我や病気で
 苦しむ子達を見てきましたが … こんなに苦しがる子を見たのは初めてです。
 本当にすみません。 僕は 武吉君の顔を見ていることが できなかった … 」


「 先生、どうするのが一番いいですか? 」

「 例えば、家に連れて帰ったとしても、この酸素室から出るだけで かなり苦しいと思います。 
 車は こちらで出しますが、おそらく 家に着く前に … 」


「 すみません、ちょっと主人に電話をかけてきます 」



「 もしもし? もしもし?
 武吉がね、 苦しいって …。 楽にしてあげても いいかなあっ 」


落ち着いた お父ちゃんの声が聞こえます。
「 苦しいのはダメだよね。 のりじ、お願いしていい?  大丈夫? 1人で出来る? 」

「 … うん … っ 」




「 先生、お願いします。 武吉を楽にしてやって下さい 」

袖口で目をこすりながら 先生が深々と頭を下げてくれます。
「 武吉君を助けてあげられなくて 本当に申し訳ありませんっ! 」

壁際に ズラリと並んだ スタッフさん達からも すすり泣きが聞こえてきます。

ああ、この人達は 動物が好きで、動物を助けてあげたくて この仕事を選んだんだ。 
ここでお世話になれて 本当に良かった …


武吉のための 最後の準備が始まりました。

スタッフさんが ケージの扉を開けて、武吉を抱き上げようとした時。

武吉は その手を振り切って 私のところへ 歩いてきました。

慌てて しゃがんで、手を差し伸べます。

「なんでっ? 」 「 うそぉっ 」 小さな悲鳴まで聞こえてきます。

その場にしゃがみこんで泣き出すスタッフさん。
両手をクチに当てて見守るスタッフさん。

そうかもしれませんね。
意識不明だったのが 自分で歩いたんですから。

ほんの2・3歩でしたが、まっすぐに 私のところに歩いてきました。

そして 私の腕の中で くず折れてしまいました。
手足が おかしな方向に曲がっています。

私は 家でいつもしているように 胡坐をかいて座り、武吉を膝に乗せました。

「 じゃあ こちらで … 」
スタッフさんが 武吉を抱き取って 他の部屋に連れて行こうとします。

「 えっ? ここで! ここで! 約束を …!

私は以前、 私の膝の上を取り合う 3人の息子達に 約束をしていました。

そんなに ここが好きなら お前ら ここで看取ってあげる


先生も言ってくれました。 「 のりじさんは 大丈夫だから。 ここで …。 」


先生が 心臓を止める注射の用意をしている間、私は ずっと武吉に話しかけていました。

「 ずーっと雨こんこんだったのに 今日は いいお天気だよ。
 お散歩行こうね。 武吉の赤いボールさんも 持っていこうね。
 でも ちょっと疲れちゃったから 少しねんこしてから行こうか …



先生が 武吉の腕をとります。

「 武吉大好き、 武吉大好き! 武吉大好きっ! 」




武吉は 体を綺麗にしてもらうために 別の部屋に 連れて行かれました。

声を上げて 泣いて 泣いて …

部屋に呼ばれて 真っ白なタオルの上に寝ている 武吉を見て、
なんだか嬉しくなって ふっと笑ってしまいました。

彼の顔に手を当てて そっと撫でます。


「 良かった …  もう苦しくないね … 」
                                     武吉 結
                                    たくさんのお花・おやつ・おもちゃと 武吉




ようやく 弔問客も絶え、武吉のために しなければならないことも 全て終えた ある日。

とても天気が良かったので 犬用ベッドを干そうと ベランダに置きました。
部屋の中を見ると コテツと弁天が 気持ち良さそうに寝ています。

ふふっ、誰も来ない … か

陽が当たって 白っぽく見えるベッドを見下ろしながら ぼんやり考えます。


武吉はここで ひなたぼっこするのが 好きだったな …

真夏でも 舌出して ハアハア言いながら 寝てたっけ。
コテツや弁ちゃんが ギブアップして 部屋に入ってきても 武吉1人で 炎天下の中 …。

「 ねえ、体あっちっちーになっちゃうから お部屋に入んなさい 」
「 そんなとこにいたら バカんなっちゃうよ? それ以上バカんなって どうすんの? 」

いくらガミガミ言ったって 嬉しそうな顔して お母ちゃんを見上げてたっけ …


あいつ ホントに ひなたぼっこ 好きだったよなー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





そうだ … 今度 犬飼ったら ひなた って名前にしよう

                                   武吉の木
                                   オリーブの木  別名・武吉の木
                                   この木の下に武吉が眠っています

にほんブログ村 犬ブログ ビーグルへ 最後まで読んでくださって ありがとうございました

スポンサーサイト
最期の瞬間 ありったけの愛を | 08:56:47 | トラックバック(0) | コメント(21)
最期の瞬間 ありったけの愛を (転)
今日も お越しくださって ありがとうございます。
たくさんの人に、 武吉 という ビーグルの男の子が この世に存在していた という事を 
知っていただけて、とても嬉しいです。
今日は 当時の私の心情を中心に 書いていこうと思う お母ちゃんこと のりじです。
こんにちは。

                   ★     ★


「 今回の入院は、最初の入院の時と違って 命が危ないとか そういうものでは
 ないので
 安心して下さい。 
 赤血球の数値も 退院した時より ずっといいです。
 溶血は 始まっていますが、すぐに処置できるので 良かったです 」


先生の言葉に、
ああ、この病気と付き合っていくって こういう事なんだ
と 思いました。

一生 投薬が続いて、定期的に 血液検査をして、溶血が確認されたら 即入院。
ずっと その繰り返し …。


なら、プラスに考えよう。 
武吉が入院している間に ゆっくり休んで 体力つけなきゃ!



武吉が退院して 家にいた2週間、私は ほとんど寝ていませんでした。

薬の副作用で 大量に水を飲んで、大量におしっこをしていたからです。

我が家は ワイドサイズのトイレシーツを使っているので、
通常なら おしっこ3回分くらいは 問題ありません。

でも この時は、武吉の1回のおしっこで ワイドサイズが タップタプ。
替える時に 下手に傾けると 吸収しきれない分が ザーっとこぼれる時もありました。


夜、2時間置きに トイレシーツを替えに 行きます。
うつらうつらして はっ、寝過ぎた! と 飛び起きても 自然にきっかり2時間。

さすがは私! と、ガッツポーズをしながら タプタプになった トイレシーツを替えていると
武吉が起きてきて、替えたばかりのシーツに たっぷりおしっこをしてくれます。

「 はい、オッケー! グッド・タイミングだったね~ 」

と すぐにまた 新しいシーツに替えて、寝室に戻ります。

そして また2時間後 …。


ある夜、トイレシーツを替えていると 武吉が 起きてきました。

「 あ、ちょっと待って、今 取り替えてるから! ちょっ! まっ!  …ああ … 」

我慢しきれなくて フローリングの床の上で 大量放出。
2m四方の おしっこの海。

「 もう …っ  しっかりしてよっ! 」

ああ … なんて ひどい事を …。

自分の言葉に 愕然としている私を おしっこの海から ボタボタと上がってきた武吉が
頭を下げて 悲しそうな目で 見つめています。

「 ごめんっ! ごめんね、武吉! 
 武吉だって 好きでこんな事してるんじゃないのにね。
 お母ちゃん なんかいい方法 考えるから、ね? 」



翌日から 私も彼らと一緒の 2階のリビングで 寝ることにしました。

熟睡はできませんが、ツメの音で すぐ起きて、シーツの交換ができます。

慌てて飛び起きることも イライラすることもなくなりましたが、
ふと 思います。

これ、いつまで続くんだろ …


仕事中、寝不足で フラフラします。
身体も 熱っぽい …、あんな所で寝てたから 風邪ひいたのかな …。


そろそろ 限界かも、と思い始めていた頃、武吉の薬の量が 半分になりました。
おしっこの量も 半分に。

私は 寝室に戻りましたが、結局また 2時間の生活 ・・・・・。



今度の入院は、きっとすぐ終わるだろうから、今のうちに いっぱい寝とこ!

前向きに そう思っていたのですが、事態は急変

再入院してから 恐ろしい勢いで 赤血球値が下がっていきます。


再入院 2日目、とうとう先生に
「 のりじさんが面会に来ると、武吉君 すごく元気になっちゃうんです。
 だから 帰った後、体力使い果たして 容態悪くなっちゃうんです。
 すみませんが しばらく来ないで下さい。 
 今は とにかく安静にさせたいので … 」

面会謝絶を 言い渡されました。


その翌日、病院から電話がありました。

「 血便をして 急激に 赤血球値が下がりました。
 最後になるかもしれないので 面会に来るように。

お父ちゃんに 会社を早退してもらって、最悪 連れて帰って来られるように
車で 病院に行きました。

血便は止まって、今は安定しているとのこと。

武吉は お父ちゃんとお母ちゃんが 揃って来てくれたのが嬉しくて もう大騒ぎ。

お父ちゃんは その様子を見て、先生の話が 大げさだと思ったようですが
私は もう面会には来られない と思いました。


武吉に会えない間、先生から 1日2回、検査の数値と 様子を知らせてくれる
電話がありました。

先生も ずっと武吉の急変に備えて 病院に泊り込みです。
本当にありがたいことです。


上に書いた日から 4日後の夕方、
今夜がヤマだと思う。 至急来て下さい 」 と電話がありました。

小雨が降っていたのですが、自転車に飛び乗り 急いで病院へ。

武吉は 無表情で迎えてくれました。

ケージの扉を開けて、カラーを剥ぎ取り、武吉を抱きしめようとしたのですが
武吉は私の腕からすり抜けて、私の膝に上ってきます。

膝の上にきても 座っているチカラがなくて ズルズルと 崩れ落ちていきます。

重くて 揺すり上げることも 押さえていてあげることもできません。

横に下ろして、腕を回していてあげようとするのですが
武吉は また膝の上に上ってきます。

下ろしても 下ろしても、何度も何度も、無表情のまま ただ 黙々と。

大好きだった お母ちゃんの膝の上。
ここに どっかり座っていれば  お母ちゃんは 動けなくて帰れない。

武吉の気持ちが分かるので もう涙が止まりません。


「 武吉君の数値は すでに危篤状態のものです。 今、こんなに動けるなんて信じられません。
 連れて帰りたいと言うのなら 止めることはできませんが、
 最後の手段の注射 ( 1本 10万円! ) も 打ちました。
 武吉君の体力と 奇跡を 僕は信じたい。

「 私もそう思います。 先生、このままお願いします。 」

帰り際 振り向くと 武吉は やっぱり無表情のまま こちらを見ています。


病院を出ると さっきまでの小雨が どしゃ降りになっていました。

ずぶ濡れになっても、自転車を しゃかりきに漕いでも、あの無表情な 武吉の顔が浮かびます。

身体の中で 何かが破裂しそうでした。
どうにかなっちゃいそうだったので 大声を上げました。 雨音が かき消してくれます。

弁天の 2度目の言葉 を聞いたのは、この日の夜のことでした。


そして その2日後。

仕事中に 病院から電話がきました。


「 呼吸困難で 意識がありません。 すぐに来て下さい。 」
                                        武吉 承
                                         1回目の入院時の武吉
にほんブログ村 犬ブログ ビーグルへ 続きは明日の「最期の瞬間 ありったけの愛を (結)」 で

最期の瞬間 ありったけの愛を | 10:05:36 | トラックバック(0) | コメント(4)
最期の瞬間 ありったけの愛を (承)
今日も来て下さって、ありがとうございます。
こんな重たい内容に お付き合いくださって なんとお礼を申し上げていいのやら …。
今日は、闘病生活を中心に書いていこうと思う お母ちゃんこと のりじです。
こんにちは。


                ★     ★


『 免疫介在性溶血性貧血 』 これが 武吉の病名でした。

通常、身体に入ったウイルスなどを攻撃する白血球が、どういう訳か 自分の仲間である
赤血球を 不法侵入者と間違えて攻撃してしまう なんともやるせない病気です。

攻撃を受けた赤血球は、壊れて おしっこと一緒に排出されるとか。

( 犬のネギ中毒って聞いたことありませんか? あれは ハインツ小体性溶血性貧血って
 いうんです。 原因が違うだけで症状は同じです。 絶対にあげないで下さいね )



「 血尿とは 違います。 検査すれば すぐに分かることです。 どこの病院ですか! 」

私が書いたメモを見ながら、いつもはニコニコと 温和な先生が まるで
これから僕が怒鳴り込みに行ってやる! と言わんばかりに 怒っています。

「 致死率 50%の 怖い病気なんです。 覚悟して下さい。


( 50%って、2人に1人は 死んじゃうって事?
           覚悟って 武吉がその1人になるって事? )


もう 何が何だか 分かりません。

( 先生は 武吉が どんだけ頑丈な子か 知らないから そんな事言うんだ。
 今まで 下痢1つしたことないのに。 つい こないだまで ボール追っかけて 
 走り回ってたのに。 ちょっと具合が悪いだけだもん! 死ぬなんて … 絶対ない! )




毎日 お見舞いに行きました。

武吉は 大型犬用のケージに入っていたので、私も一緒に入りました。
彼が落ち着けるように、私の枕カバーや Tシャツを ケージの中に置かせてもらいました。

1時間くらい一緒にいて、ごはんを食べるように言い聞かせたり、耳掃除をしたり
指でブラッシングしてやったり。

武吉は 私の膝の上から どこうとしません。 私も しっかり抱きしめます。
身体を揺らしながら 今日のコテツの散歩の様子や お友達や 弁天の事を話したり。


そのうち 先生が仕事を終えて いろいろな話をします。

輸血 の話も出ました。

「 赤血球が壊れて 足りないので、酸素を身体中に送る事が出来ない。
 薬が効いて 白血球の暴走が止まるまで、輸血をして 血液の補充を 」

「 はい 是非!」

「 できるだけ若くて 大型犬のお友達はいますか? 全身麻酔 で血を抜きますので 」

どういう訳か、この1年 麻酔事故で亡くなった子の話を 4件も聞いていた私。
( あ、この病院での話じゃないですよ? )

「 すみません、この話は なかったことにして下さい。 友達には頼めません。 」


それでも 武吉は、お薬だけで徐々に快方に向かい、10日後には 退院できることに。

思ったより回復が遅く、でも 壊れる赤血球より 作られる赤血球の方が多くなって
きたので、毎日通院できるなら ここより 家にいたほうがいい と。


病院にいた時は いつも キラキラした目で 私に甘えてきてたし、私が出入りする
度に ワンワンやかましく吠えていたので、先生の話よりも 割と元気そうに
見えていた 武吉。

でも、退院して分かりました。

( 元気だったんじゃないんだ、私が来て 嬉しかっただけだったんだ )

武吉は ずっと 犬部屋に籠もっていました。

水飲みと おしっこと ごはんを食べるとき以外 ずーっと 犬部屋に。


お散歩にも 行きました。

元気になった武吉を歓迎してくれる散歩仲間に コテツと同じ勢いで 
おやつをねだっています。

でも、ボール遊びは 1度も ねだりませんでした。

4・5日もすると、家の中で コテツと遊ぶようにもなりました。

散歩は やっぱり、広場に行って帰って来る程度のもので 我慢してもらいましたが
リードを ビンビン引っ張って 嬉しそうです。

毎日の通院も 病院の近くまで来ると 走り出して、ドアの前で 「 早く開けてぇ~」 。
普通だったら 「 こんなとこ、もうこりごり! 」 だと思うのですが、本人ウキウキ。

よっぽど可愛がられてたんだなぁ と こっちも嬉しくなります。


退院して 2週間が経った頃。

ボール遊びをしないこと以外は 以前と全く変わらない武吉に
良かった … 武吉は 残りの50%に入ったんだ と思えてきた矢先、


「溶血が始まっています。 再入院を。」
                                
武吉 転
                                 退院後、犬部屋に籠もる武吉
にほんブログ村 犬ブログ ビーグルへ 続きは明日の「最期の瞬間 ありったけの愛を (転)」 で

最期の瞬間 ありったけの愛を | 08:50:17 | トラックバック(0) | コメント(5)
最期の瞬間 ありったけの愛を (起)
少し思うところがありまして、今日から4日間 武吉のことを書かせていただきます。
「 4年以上も前に死んだ犬の事を いつまでも うじうじと … 」
思われるかもしれませんが、 確かに そうなのかもしれませんが
あの日の事を きちんと文章に残しておきたいと思う お母ちゃんこと
のりじです。 こんにちは。


                 ★     ★


あれは 2004年のこと。 9月の木曜日。

私は今でこそ、のんびり 専業主婦などしておりますが
この頃は パートで 朝イチから昼過ぎまで 仕事をしていました。

この日も 仕事から帰って、遅い昼食をとっていました。
コテツも武吉も お出迎えの騒ぎが収まり、替わりばんこで おトイレへ。

武吉が 用を済ませて トイレから出て、なぜか自分のおしっこのニオイを
念入りに嗅いでいます。

なんだろうと 覗いてみると、 そこには見たこともない 茶色いおしっこが


なに これ! やだ なに? なんなの これ! 血尿?

病院の 午後の診察が始まるまで あと1時間。

慌てて残りの昼食を クチに押し込みながら 武吉の様子を観察します。

( 別に … いつもと変わらないけど … )


お医者さんに行く途中、武吉が 真っ白いプラスチックの看板に おしっこをしました。
きれいなレモン色でした。

( たった1回 変な色のおしっこしたからって、お医者さん行くのは 大げさかな )


病院は 超満員。

「 急患が運ばれたので かなりお待ちいただくと思いますが 」

( 具合が悪いわけじゃないし、おしっこの色も戻ってるし … )
「 じゃあ、また症状がでたら 来ます 」


帰り道、いつもの広場に寄ると 武吉が ボール遊びをねだってきました。

「 あなた 今 お医者さんに行ってきたんでしょう? 今日はダメ。 おとなしくしてなさい 」
( 後になって後悔しました。 遊んであげれば良かった。 
     私は 武吉との 最後のボール遊びがどんなだったか 覚えていません。 )

その日は それで終わりました。


そして 次の日。 金曜日。

武吉が 朝ごはんを 食べに来ません。

「 武吉! ごーはーんっ! お母ちゃん 遅刻しちゃうから 早く早く! 」

のそのそとやって来て なんとか全部食べました。
でも、のそのそって時点で もう普通じゃない …。

「 お母ちゃん お仕事から帰ったら お医者さん行こうね? いい子で寝ててね? 」


仕事から帰って 時計を見ながら お昼ごはんを食べていると 
突然の どしゃ降りの雨。

( どうしよう … これじゃ行けない … )


夕ごはんも、呼べば のそのそ来るのですが、1口だけ食べて 終わり


3日目。 土曜日。

私も お父ちゃんも お仕事休みだったので、朝イチで病院へ。

いつも行く T 病院は たまたま 研修日とかで お休みなのは 貼り紙で知っていたので
仕方なく、T 病院が出来る前に お世話になっていた H 病院に行くことに。
少し遠いのですが、お父ちゃんが一緒なので、車で。


4年近く来ていないのに 武吉のカルテは 残っていたので すぐに診察。

お注射と、出血を抑える飲み薬と 抗生物質の飲み薬を いただきました。

( これでもう大丈夫。 お薬が効いてくれば … )



でも 武吉は 一向に元気になりません。

夕方には また おしっこが茶色になりました。


4日目。 日曜日。

私は仕事だったので、お父ちゃんに 武吉を いつもの T 病院に連れて行ってもらいました。
今までの経過を 細かく書いたメモと 昨日頂いた お薬も持って行ってもらいます。


そして、仕事中 お父ちゃんから メールが来ました。

『 武吉 入院しました 』                    
                                  武吉 起
                                  元気な武吉、最後の写真
にほんブログ村 犬ブログ ビーグルへ 続きは明日の「最期の瞬間 ありったけの愛を (承)」 で

最期の瞬間 ありったけの愛を | 09:23:07 | トラックバック(0) | コメント(4)